Amazonに出品するにあたりアカウント登録は第一関門です。ここで入力ミスをすると 審査がループし、数日〜数週間のタイムロス が発生します1。本記事では「大口/小口どちらがお得か」「入力フィールドでつまずきやすいポイント」を中心に、入力完了まで をスムーズに終わらせるノウハウをまとめました。
この記事は「【2025年版】Amazon出店方法を徹底解説!初心者でもわかる費用・手順・成功のコツ」内のアカウント登録パートを詳しく開設する記事です。
書類アップロード〜本人確認・審査の詳細は Amazon本人確認&審査攻略ガイド|書類アップロード・ビデオ面談・再提出対策** で解説しています。
まずは Amazon 出店方法の全体像を把握したい場合は、以下の記事をご覧ください。
「Amazon 出店方法が難しそうで踏み出せない」——そう感じていませんか? 国内EC市場が年々拡大し、2024年には約25兆円規模に達したと発表される中1、日本版Amazonは月間6,700万人超のアクティブユーザーを抱える最大級プラット[…]
この記事でわかること
- 大口出品と小口出品の違いを比較し、自分に合ったプランを選ぶ判断基準
- 登録画面でつまずきやすい入力ポイントと、再審査を避けるための注意点
- 登録後すぐに設定すべき初期セキュリティ・運用効率化の3項目
- 登録完了後に在庫管理を効率化するための「ラクダス for Shopify」活用法
大口出品 vs. 小口出品 ― どちらを選ぶ?
Amazon には月額固定の 大口出品 と、販売ごとに課金される 小口出品 の 2 プランがあります。迷ったまま小口を選ぶと、一定以上売れた際に 手数料が割高 になることもあるため、ここでしっかり比較しておきましょう2。
比較項目 | 大口出品 | 小口出品 |
---|---|---|
月額登録料 | 4,900円 | 0円 |
基本成約料 | 0円 | 100円/点 |
一括出品ツール/API | ◯ | × |
カートボックス獲得資格 | 高 | 低 |
FBA利用制限 | なし | なし |
こんな人に | 月30点以上販売/広告やFBA活用 | テスト販売/月30点未満 |
判断の目安
- 月販売数が30点を超える見込みなら大口の方が総コストが下がります。
- CSVや在庫連携ツールを使う予定がある場合も大口一択。
Amazon出品アカウント登録 フロー(所要15〜20分)
登録画面は入力欄が多く見えますが、流れを押さえれば 20 分程度で完了します。公式ガイドに載っていない“つまずきポイント”に焦点を当てて説明します。
出品用アカウントの新規作成
- https://sell.amazon.co.jp/ → 「Amazonで販売を始める」 をクリック。
- メールアドレスとパスワードを入力し、ワンタイムパスコード(OTP)で認証。
- プラン選択:大口 / 小口 を選択し、事業形態(法人/個人事業主/個人)を指定。
事業者情報入力 ― 必須フィールド一覧
入力内容と書類が 1 文字でも違うと審査が遅延します3。登記簿や開業届を横に置きながら入力しましょう。
フィールド | 入力例 | 注意点 |
---|---|---|
公式事業者名 | 株式会社ラクダス | 登記簿/開業届と完全一致 |
取引名(屋号) | ラクダスSHOP | 全角32文字以内 |
代表者氏名 | 山田 太郎 | 旧字体・全角/半角を統一 |
会社所在地 | 東京都渋谷区○○1‑2‑3 ○○ビル5F | 建物名・部屋番号まで入力 |
電話番号 | 0312345678 | ハイフン不要/+81付け忘れ注意 |
メールアドレス | [email protected] | 受信テスト推奨 |
銀行口座 | 楽天銀行 第一営業支店 普通 1234567 | 法人は「会社名義」必須 |
クレジットカード | VISA **** 1234 | 国際ブランド/本人名義 |
NG例
- 略称(例:ラクダスLLC)を使う → 書類と不一致で再提出。
- IP電話のみ登録 → SMS 認証で失敗。
次ステップ(書類アップロード〜審査)の概要
事業者情報を送信すると、続いて 書類アップロード ➜ 電話/ビデオによる本人確認 ➜ カテゴリー審査 のフェーズに入ります。書類画像の欠けや解像度不足で再提出になるケースが 8 割を占めるため、詳細な取り組み方は Amazon本人確認書類&審査対策|画像要件と再提出を防ぐコツ を必ず参照してください。
「書類を提出したのに“再提出”メールが返ってきた…」──そんな体験をした出品者は少なくありません。 Amazon 本人確認 の審査は システム判定+人の目視 で行われ、住所の1文字差 や 画像の角欠け だけでも再提出の対象になります1。本記[…]
よくある入力ミス&即修正チェックリスト
入力フェーズで最も多いミスは「書類との 表記ゆれ」と「連絡手段の設定漏れ」です。基本情報の誤入力は再提出の主要な原因となっています4。以下の 5 点を送信前に確認しましょう。
- 法人名・屋号・住所が書類と一致しているか
- 旧字体・全角/半角など文字コード差異がないか
- 電話番号はハイフン無し/+81付きいずれかで統一されているか
- IP電話・050番号で SMS 認証が失敗しないか(要テスト)
- クレジットカードの海外利用制限を解除しているか
Amazon出品アカウント登録後にすべき3つの初期設定
Amazon出品アカウントが登録できたら、セキュリティと運用効率の観点から 以下3つだけは即設定 しましょう。
- 二段階認証 (2SV) の有効化
- 通知メールの自動仕分け(重要タグ付与)
- バックアップ担当者アカウントの追加(フルアクセス権限)
ラクダス for Shopify で在庫一元化するメリット
複数チャネルを運営するなら、Amazon 出品アカウント登録後すぐに 在庫一元化の仕組み を導入しておくとミスを最小化できます。ラクダス for Shopify は Shopify の SKU マスターを Amazon とリアルタイム同期し、売り越しリスクを 98 % 削減(先行ユーザー実績)します。
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まとめ
- アカウント登録フェーズの鍵は 書類との完全一致 と 正しいプラン選択。
- 入力ミスの修正は 1 〜 2 日ロスにつながるため、チェックリストで事前防止。
- 書類アップロードや本人確認の詳細は クラスター2 で徹底解説しています。次のステップに進む際は必ず参考にしてください。
参考文献
-
Amazon出品サービス:登録手順と必要書類, 2025 ↩
-
Amazon出品サービス:大口・小口プラン比較, 2025 ↩
-
Amazonセラーセントラルヘルプ:本人確認書類の要件, 2025 ↩
-
BXOブログ:アカウント審査で落ちた原因トップ5, 2025 ↩